「贈り物」について考えました

贈り物を選ぶのって難しい。
私はけっこうプレゼントするのが好きなんですが、たまに「あ、はずしたな…」って思うときがあります。
悩みだすときりがないし…そんな時は誰かのアドバイスがほしくなるもの。

というわけで、本日は贈り物のプロに話を聞いてきました。
道を挟んで養父市役所の向かいにあるギフトショップサンエー。
元々は生活雑貨を扱う荒物屋でしたが、徐々にギフトの需要が増えたので、昭和51年にギフトの専門店としてオープンされたそうです。
以来40年近く、幅広いギフト商品を取り揃えて地元のお客様の相談にのってきたお店。
ここならば大丈夫！

（モジモジ）あ、あのぅ、ご相談が…

「はい、なんでしょう（ニコニコ）」

（モジモジ）な、なにを贈ればいいか分からないんです…

「大丈夫ですよ（ニコニコ）。まずはどういった目的のものをお探しか教えてください」

やさし～い。話やす～い。

こちらはお父さんの跡を継ぐ橋本聖子さん。やわらかい笑顔で迎えてくれました。

聞くところによると、年々何をあげていいか分からないといったお悩みは多いそう。
「最近はカタログギフトを選ぶ方が多いです。家族のあり方も多様化してきて、皆さん同じものを贈るより相手の方に選んでもらおうと」
なるほど、その手があったか。
う～ん、でもなんかしっくりこないような…
「そうなんです。やっぱり選んでいただいたものって喜ぶ方が多いですよ」と橋本さん。
うんうん、私もその方が気持ちが伝わる気がします。

こうしていろんな物があると、相手の顔を思い浮かべながら選べますね。
婚礼、仏事、慶事、お中元、お歳暮、退職の記念に、引っ越しのごあいさつになど、橋本さんが目的や予算に合ったアドバイスをしてくれます。
「お店では現物を手に取っていただけるのが何よりの利点。インターネットと違って、思ったのじゃなかったってことがないですよね」
私も通販では数々の失敗を重ねているので…それに贈り物となると尚更自分の目で確かめたいです！

詰め合わせでオリジナリティを

やや！こちらは但馬醸造所の商品ですね。「酢料理名人」私も愛用しております。

こちらは大徳醤油の醤油とドレッシングの詰め合せ。
他にも八鹿酒造、香住鶴…地元商品も充実してますね。
「但馬のものは積極的に扱いたいと思っています。いいものがたくさんあるし、地元の人に知ってもらう機会になるので」と、橋本さん。
確かに、地元にいながら買ったことのない商品てけっこうあります。
「ギフトはひとつのきっかけになると思うんです。もらった人に新しい発見があったり、他の人に勧めたり。地元の人が地元の良さを知る。そういう但馬のネットワークが広がっていくといいなと思います」

「…と、いいつつ、うちもオリジナリティを出していかないと！」と、気合いの入った様子。
今は“但馬ブランド”の詰め合せセットを作ろうと思案中だそうです。
「箱を用意してお客さん自身に詰めてもらうのもいいかなと…どうですか！？どんなものがほしいですか！？」
わわ、逆取材を受けてしまった！
うーん、そうですねぇ、詰め合せはいろいろとあってうれしいです。しゃれた箱に入ってるとまた特別感があってうれしいですかねぇ。
「うんうん、箱、大事ですね！」
あとは…

橋本さんが聞き上手でついついあれこれ話してしまいました…もぅ、乗せ上手！

こんなのありました。

税抜き6万円の有田焼の壷です。
これって見る人が見ればかなりのお値打品！
宮内庁御用達の有名窯元、深川製磁のものだそうです。「深川ブルー」といわれる美しい発色…そういうものにうとい私でも実物を目にするといいものだと感じました！（え、あいまい？でも本当）

「昔は新築祝いや退職の記念品にこういう高価なものを贈る人があったけど…最近はほとんどなくなったわぁ」と橋本さんのお母さんがしみじみ。社長（橋本さんのお父さん）が好きで、一点買いで仕入れた陶磁器が倉庫にたくさん眠っているとか！（ちなみに、興味のある方はお店に行けば見せていただけるそうです）

女性目線で

社長をのぞく従業員4名はすべて女性。
物腰がやわらかくアットホームな雰囲気。女性目線のアドバイスもいただけて相談しやすかったです。
おかげさまで私なりにある結論に達しました！

「贈り物は自分が楽しむべし」
相手のことを想像してみたり、自分が使って良かった物を選んだり、プロのアドバイスを聞いたり…自分がそこを楽しめば相手にもきっと伝わるんじゃないでしょうか。ね、腹田さん！

ギフトショップサンエー　営業　橋本聖子さん
「円山川公苑のカヌーがおすすめ。自然が満喫できますよ」

ギフトショップ サンエー