蛇紋岩米って何!?
有限会社淨慶米穀
2015.03.23
蛇紋岩米ってのがこの辺じゃあ有名だってね。
でもそれが一体なんなのか。 正直全然知らなかった!
これがちょっと聞いてみると、とっても美味しいお米だそうで、それは絶対に知りたい!ってことで今回は蛇紋岩米を主に取扱いされている淨慶米穀にお散歩に行ってきたよ。
お話を伺った淨慶俊一さん。とっても気さくでお話ししやすそう~。「あ、あのージャモンガンマイってどのくらい美味しいんですか・・・?」こんな唐突な質問にも丁寧に地図を出して説明してくださった。但馬地区のなかでも養父市の一部のみに蛇紋岩土壌の地域があり、この地域で作った米だけを「蛇紋岩米」と呼ぶ。ここで採れたお米はミネラルがたっぷりで一粒一粒がしっかりで、ふっくらしたお米なんだそう。というのも蛇紋岩土壌は、蛇紋岩を削る八木川が流れ、マグネシウムとカリウムに恵まれ、豊かな土壌になるから。ほほう! じゃあその蛇紋岩ほしい! それさえあれば、おいしいお米できるんね(キラキラ)
でもそれだけじゃあないみたい、気候、朝夕の温度差など全てにおいて好条件じゃないとこのお米は生まれないんだって。 偶然にもその条件がピッタリあっているから「蛇紋岩米」ブランドができたんだ!
ちなみに、淨慶さんは年に数回、田んぼを見て回ったり、農家の方に会われたりして、どのお米を仕入れるかや値段設定もされている。なるほどね、そういう目利き役の方がいらっしゃるから、美味しいお米が食べられるわけだね。
近年では全国のCafé&Meal MUJI(台湾や香港店にも)や、その他京阪神や都心の一部のレストラン、ホテルでも使われているそう。
ちなみに無印の社員の方は毎年、研修にいらっしゃるらしい。
なんか、ミーハー心に嬉しいじゃあないですか。そんな有名どころの太鼓判をもらえるお米がこんなに近くで作られているなんて。 その様子はコチラで見られます。
精米所も見学!
農家から買い取ったお米は丁寧に5工程にわけ、精米されます。
「近頃、温暖化の影響でカメムシが多くなり、お米が傷ついて黒くなってるものが多い。」と話されるのは、精米一筋30年以上のベテラン、杉山嘉兵衛さん。
「昔は黒くなっているお米を除去する機械なんて使わなくてよかったのに良かったのに。」とのことで、今は沢山収穫しても一部は排除されてしまう。
杉山さんは精米業の前に、農家で米づくりをされていたとのことで、米との関係は切っても切れない。
そんなお米の達人たちの揃う『淨慶米穀』のお米はひと味違うかも。
そんなお米の達人たちの揃う『淨慶米穀』のお米はひと味違うかも。
淨慶さんは鯉鯉(リリー)ラーメン屋の味噌ラーメンだそう(※現在は閉店)。
ちなみにこのラーメンはこがね味噌のお味噌を使っているんだって。そりゃあ、絶対おいしいよ。
杉山さんは「本当に何でも美味しく食べられちゃって、特に好きなものと言われても困る」と、だいぶ悩まれましたが、「久美浜のもも」だそう。あ、あれは本当にすごいよね。果汁に溺れる美味しさ。但馬、ではないんだけど久美浜はご近所です~。
取材後に・・・いただきまーす!
お家でも初の蛇紋岩米をいただきました!噂通り、お米一粒一粒がしっかりしていて、噛みごたえのある食感。美味しい!
自称おにぎり作り名人(手が大きいから)の角田さんにおにぎりをつくってもらって食べてみましたよ。ベチャッとならず、これまた食感がよくて美味しくいただけました。
ここで買えます。
浄慶米穀
〒667-0101兵庫県養父市八鹿町広谷22
079-664-1887
有限会社淨慶米穀
〒667-0101 兵庫県養父市広谷381-1
tel.079-664-1887