レポート

こだわりの自社米でつくる日本酒

八鹿酒造有限会社

2015.03.30

こだわりの酒造りはこだわりの酒米の栽培から。
八鹿酒造では“秀明自然農法”で「酒米の王者」と言われる山田錦を栽培しています。秀明自然農法でつくるお酒秀明自然農法とは、「作物に肥料を使うのは、人の健康に対する医薬や栄養の考え方と共通した誤りがある」という岡田茂吉氏(1882~1955年)により提唱された自然栽培法。
「自然の力や土の力を生かして栽培する」という原理の元、自家採種から始まり、農薬、化学肥料、畜産産業由来の厩堆肥や、食品産業由来の肥料なども一切使用せずに栽培を行います。

社長の水垣さん八鹿酒造では1999年からこの農法に取り組んでおり、水田には切り藁以外の化学肥料、農薬などは一切投入しません。収穫量は制限されたものになりますが、自家採種を繰り返した種子を使い、清浄な土壌の元に育った健全な稲は、安全で安心。本来の山田錦の旨み、甘みを備えたものになるといいます。

秀明自然農法で作った酒米は米が固く(※米が力強く、詰まっているため)味が濃くしっかりしている一方、発酵が進みにくく、場合によってはお酒が少ししか搾れないこともありますが、これが「夫婦杉 自然米酒」の味を支えています。

『夫婦杉』は養父ブランド推奨品に認定

2003年、栽培する圃場の有機JAS認証を取得。
2013年には「夫婦杉 自然米酒」が養父市地域ブランド推奨品に認定されました。
山田錦ならではのまったりとした旨味のある少し濃い口のお酒です。

地元の地名にちなんだ銘柄銘柄は「吉野」と「夫婦杉」。
「夫婦杉 自然米酒」 をはじめ、「夫婦杉 本醸造原酒」、「天瀧 特別純米酒」など、地元の名木や名瀑にちなんだネーミングの商品が主力です。
安心・安全志向のお客様におすすめです。

八鹿酒造有限会社

〒667-0031 兵庫県養父市八鹿町九鹿461-1
tel.079-662-2032