ちょっと未知な世界?空から、地から日本を眺める仕事。
株式会社オーシスマップ
2015.03.31
おおー、レッドが目に飛び込んでくる!「赤が大好きなんです。パワーが出る感じがして。本当は車も赤にしたかったけど、それは家族の猛反対にあってね…」と気さくにお話ししてくださる社長の大林賢一さん。
「オーシスマップは測量や航空写真を基に地図や図面を制作しています。更に土地の情報を落とし込んだデータも作っているんですよ。まあ、実際見た方がわかりやすいでしょう!」と案内されたのは、まずゴルフ練習部屋って、え?
この部屋は休み時間に社員さんが自由に練習しているそう。いいなぁ、ストレス発散にもなるし、楽しそう!あ、そろそろ本題に戻りましょう。
まずは現地へ行って測量する部署「測地課」へ
「道路で三脚のようなものを立てて覗いている人を見ませんか?それですよ」
あ〜そういえば、見たことある。あの人たち一体何してるんだろうと思ってたんです。
主に道路整備や土地開発、農地整備事業などに使われる図面作りをされているんだって。
うおお〜ん(泣)
結局角田ではない、鹿の角でした。
いよいよ会社の中核「画像計測課」へ
「ここはこの会社の原点。業界日本一の会社を作りたい!という思いがつまっています。“図化機”という、航空写真から図面をおこす機械を24台設置してます。そんな会社、他にあまりないですよ」
へぇぇー!これがその機械ですか!
サングラスをかけて、両手で舵操作。なんだか近代的〜!
違う角度から撮られた2枚の航空写真を専用のサングラスで見ると立体的に見える。両手両足を器用に使って点をうち地形図を作っていくんだそう。建物や道路が新たに作られると航空写真を撮りなおし、修正していく。ここで作られた図面や地図を基に土地の情報を入れるんだって。
…よしっと。やっと1つ点がうてた!広い範囲の地形図を点で作っていくなんて気の遠くなるようなお仕事。でもやってみるとちょっと楽しかった〜!
(実績は点1個です。)
ここは画像計測課で作成したデータの最終工程を行う。情報を入れて製品化するところだそう。「これは製品化した都市計画の図面の一つです。画像計測課からベースになる地図を受け取り、上から色をつけ、情報を識別したものです」とスタッフの方。なるほど、この為に精密な情報の地図が必要だったんだね。その他にも災害時の避難に使うデータの作成もされている。
製品自体には馴染みがないけど、案外自分たちの生活には大きく関わっているものなんだ〜!
「デジタル技術によって作る電子地図“デジタルマッピング”に力を入れています。航空写真と現地での測量。空からと、地から両方の情報を取り入れた上で、高度な技術を使い正確な地図を作る。そしてそれに沿って正確な情報を入れる事。それが仕事です」と社長。その真剣な表情は仕事に対する誇りが感じられます。
現在社員は50名。その中で3名に取材をさせてもらったよ!
「一つのものをみんなで作って、できたときにとても達成感がある仕事です。社長は若い!いつもフレッシュな人で何事にも積極的ですごいなと思います。」彼女はなんと!2014年の「出石藩きもの祭り」で、きものクイーンに選ばれたんだって!
まつ毛が長い。扇げそう〜。う・ら・や・ま・し!
「僕は入社して1年になります。たまたま新聞で社長の“地元に根ざした企業を作って、但馬を元気にしたい”という記事を読んで感銘をうけました。僕も一員になりたい!って思って、転職を決めたんです。日本全国に自ら足を運んで地図を作れることが楽しいです」尊敬できる人の下で働けるのは幸せだよね。にしても色んな所に行けていいなあ。
「晴れの日は、現場にいることが多いです。山を登ったり降りたり、実際体を使って測量して形になっていくことにやりがいを感じます。社長は親しみやすくて面白い人、社長っぽくない感じがいいんですよ」大下さんは和気あいあいと仲間と仕事をされている様子だったよ。チームワークで動くことが多いからかな。息の合ったチームなんだろうな。
オーシスマップで面白発見のコーナー
取材中、社内でのユニークな工夫(小ネタ?)を見つけましたのでちょっと紹介!
「最近、新入社員が入ったんですよ。仕事は主に中庭の管理ですね。雑草むしりなんかしてますよ」
と、社長に紹介されたのは角田さんの友達(?)無口でしょうね、彼ね。
いつの間にか毎日来るようになったんだって。無口でシャイ、なのに勝手に出社するあつかましさはちょっと見習うものがある。
そんな鹿さんに幸あれ。
大林社長にお聞きしましたよ〜!
「但馬どり」。ご自身で調理されるそうで、シンプルな塩焼きをよくするんだって。
もう一つ「八鹿豚」。これは唐揚げにするのがオススメらしい。社長の手料理、食べてみたいなぁ。