レポート

丹後食材と生産者の魅力をダイレクトに伝える丹後バル

丹後バル

2019.03.23

裏側のストーリーと合わせて楽しむと味が全然変わってくる

 

北近畿地産の会2019年2月例会は、丹後地域で地元の農産物(野菜やフルーツ)を活用した地域活性の取り組みをしているメンバーの事例発表レポートをお届けします。

株式会社田園紳士代表の森下裕之さん。デザイナーで、カフェCuloco(クロコ)オーナーのの丸山桂さん。管理栄養士でもあり、丹後バル主催者の関奈央弥さん。
それぞれが自分の持つ得意分野を生かし連携して、丹後の食に関係する魅力をブランド化しようと試みている。

丹後バルとは・・・

丹後バル主催の関さんの写真

関さん

関さんは、「丹後バル」を主催。
生産者や漁師から直接仕入れた食材を、シェフが素材を活かした調理方法で提供、消費者に直接食べて頂くという活動をしている。
その中で、食材からだけでは見えてこない生産者の「ウラ側のストーリー」を伝えるのが関さんの役目。

自身が小学校の子供たちに行ってきた食育の中で、実際に野菜を栽培しているハウスや農家さんに出会った後、子供たちの意識が激変したという体験が、現在の活動にも繋がっているそう。

丹後バルのWebサイトイメージ
今、日本社会では生活習慣病と医療費の増大が課題・・・
管理栄養士でもある関さんは、大人の意識も変えることで、予防医学の観点から
社会に貢献できるのでは?と考え、自分のできることがこれだったという。
3年間の活動で約800人が丹後バルに参加し、コンセプトに共感した若い方たちが、丹後バルで紹介した農家さんから野菜を直接買うということもはじまっている。

北近畿地産の会tamgobarスペシャルメニュー

本日のメニューに合わせて、食材を直接送って頂いた農家さんや漁師さんの紹介をしていただきました。

丹後バルの紹介をスクリーンに映し出す

関さん曰く、裏側のストーリーと合わせて楽しむと味が全然変わってくるそう。

たとえば・・・

みつのさんの卵は、雛を育てるところからこだわりがあり、良質な飼料をその日与えるだけ調合し新鮮なものを与え、平飼いでストレスなく育った健康な鶏から生まれた卵は色が綺麗なレモン色。だし巻きにすると味の良さ卵の旨みが良くわかる。

夜久野の猟師 中島さんは、加工場から近いところで猟を行い、新鮮なうちに血抜きや加工をするこだわりで、臭みがほとんどなく、美味しいジビエ料理の食材になる。

等々、他にもたくさん。私たちのテーブルに運ばれてくるまでのストーリーを聞かせて頂き、ゆっくりと丁寧に味わいながらいただくことができました。

 

次回の北近畿地産の会は、4月総会。

スーパーマーケット・ガンピーさんで開催予定です。(*´艸`*)また、レポートさせて頂きます。

 

丹後バル

丹後地域の食の魅力を発信
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