レポート

昭和30年代を再現した生野ハヤシライスは懐かしい味がする?

生野ハヤシライス「復刻」昭和30年代

2021.09.10

ハヤシライスといえば、小学校の時に給食で食べた記憶があります。

小学生にとってハヤシライスはカレーライスと双璧をなす大人気メニューで、カレーライス>ハヤシライス>カレーライス>ハヤシライスと、定期的に交互にローテーションされて出てきてた覚えがあります。

ちなみに、実家では食事としてカレーライスが出てくることはあっても、ハヤシライスがでることは無かったように記憶しています。

私の実家では、ハヤシライスを食べる習慣がなかったので、子どもの頃、ハヤシライスといえば給食で食べるものでした。

大人になってからは、カレーライスを食べる機会が増え、ハヤシライスを食べる機会が少なくなっていました。(例えば、スキー場の食堂等でも、カレーライスは提供されていても、ハヤシライスはなかなか取り扱われていないですよね)

そんな私が、久々にハヤシライスを食べることになりました。

今回、レポートするハヤシライスは、昭和30年代の味わいを復刻させたという、生野ハヤシライスです。

昭和30年代といえば、60年以上も前です。一体どのようなお味なのか、今から楽しみです。

生野ハヤシライスとは

かつて、生野銀山は全国でも有数の鉱山の町でした。

生野町には、日本各地から赴任してきた鉱山の関係者が集まり、昭和30年頃の町の人口は約1万人だったそうです。

都会から赴任してきた職員の都会育ちの奥さんが作るハヤシライスを食べた町の人たちは、「こんなうまいものがあるのか」とたいそう驚いたようです。

以降、当時まだ珍しかったハヤシライスが、生野鉱山の社宅では食べられてきました。

そして、1973年3月22日生野銀山閉山。

閉山から数十年が経ち、地域で一丸となって、社宅のハヤシライスの味を復活させる試みが行われました。

生野町の飲食店やホテル、民宿などが集まって、生野ハヤシライス部会が結成され、10店舗、各店それぞれ趣向を凝らしたハヤシライスを提供することになりました。

生野ハヤシライス部会

様々なお店をはしごしながら、いろんなハヤシライスの味を食べ歩くのも、楽しそうですね。

湯宿 やまびこ山荘

  • 所在地:兵庫県朝来市生野町黒川508
  • 電話:079-679-2908
  • 営業日:11:30~19:00(要予約・不定休)

居酒屋 七笑

  • 所在地:兵庫県朝来市生野町口銀谷2116-2
  • 電話:079-679-4908
  • 営業日:17:00-24:00(日曜日定休)

魚ヶ滝荘

  • 所在地:兵庫県朝来市生野町上魚ヶ滝
  • 電話:079-679-4334
  • 営業日:冬季休業・要予約

和ダイニング さくら

  • 所在地:兵庫県朝来市生野町口銀谷1881-2
  • 電話:079-679-3300
  • 営業日17:00-24:00(月曜日定休)

マロニエ

  • 所在地:兵庫県朝来市生野町小野33-5
  • 電話:079-679-4490
  • 営業日:11:00-15:00 火曜日定休(祝祭日の場合は翌日)

銀山まち口番所

  • 所在地:兵庫県朝来市生野町口銀谷521-2
  • 電話:079-679-5155
  • 営業日:10:00-16:00(ほぼ週末開店)

茶房 ごとんぼ

  • 所在地:兵庫県朝来市生野町口銀谷
  • 電話:079-679-4379
  • 営業日:7:30-18:00(土曜・祝日は14時まで 日曜日定休)

メンバーズサロン ブレーメン

  • 所在地:兵庫県朝来市生野町口銀谷2173 タクミナ5F
  • 電話:079-679-4125
  • 営業日:12:00-14:00(木曜日・日曜日定休)

ロクログ

  • 所在地:兵庫県朝来市生野町口銀谷
  • 電話:079-679-3162
  • 営業日:8:00-20:00(木曜日・第2日曜日定休)

レストラン&スモールイン カッセル

  • 所在地:兵庫県朝来市生野町栃原1784
  • 電話:079-679-4288
  • 営業日:11:30-14:30

生野ハヤシライス実食レポート

さて、今回私が食すのは、昭和30年代の味と香りを再現させるべく開発された、レトルパウチ食品のハヤシライスです。

もう、記憶の彼方に忘られるところだった生野ハヤシライスの味を思い出しながらアレンジも加えて開発されたそうです。

パッケージ表

生野ハヤシライスパッケージ表面

オレンジ色のパッケージが目印です。

昭和30年代の味を復刻したとのことですから、約60年前の味となりますね。

私が知っているのは昭和60年代の味になりますから、私の子どもの頃の記憶から更に30年も前の味となります。

一体、どんな味なのか、大変楽しみです。

パッケージ裏

生野ハヤシライスパッケージ裏

裏面には生野町の説明や、調理方法、栄養成分、原材料、生野町で実際にハヤシライスを提供しているお店の紹介などが書かれています。

原材料等

  • 名称:ハヤシ
  • 原材料:野菜(玉葱、にんにく)、トマトジュース、牛肉、ブイヨン、小麦粉、マッシュルーム、トマトケチャップ、マーガリン、食用油脂、ワイン、トマトペースト、砂糖、食塩、醤油、ウスターソース、肉エキス、澱粉、香辛料/調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、香料、香辛料抽出物、(一部に小麦・乳成分・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)
  • 殺菌方法:気密性容器に密封し加圧加熱殺菌
  • 内容量:200g
  • 賞味期限:箱欄外の底面に記載
  • 保存方法:直射日光を避け、常温で保存してください。
  • 販売者:三浦 美代子
    兵庫県朝来市生野町口銀谷1887
  • 製造所:ベル食品工業株式会社
    大阪府大阪市鶴見区鶴見1丁目6番117号

栄養成分表

1人前(200g)あたり

  • 熱量:220kcal
  • たんぱく質:7.2g
  • 脂質:11.8
  • 炭水化物:21.2
  • 食塩相当量:2.6h

調理方法

湯煎で温める場合は、沸騰したお湯に入れ、5分温めます。

電子レンジの場合は、一度開けてお皿に移し、ラップを掛け、温めます。

袋を開け、ご飯に掛けてみました

開封された生野ハヤシライス

実際に湯煎で温め、ご飯に掛けてみました。

トロッとしており、美味しそうなハヤシライスです。コスト削減のために原材料を極限までケチったようなシャバシャバのハヤシライスではありません。

本格的なハヤシライスに見えます。

玉ねぎ、トマト(トマトケチャップ)がふんだんに使われているようで、甘みの中にも酸味もありますが、嫌な酸味ではなく、本当に爽やかな酸味です。

昔のイメージだと、レトルト食品は美味しくないようなイメージがありましたが、嫌な匂いがするわけでもありません。
黙って出せば、誰もレトルトのハヤシライスだと気付かないのでは無いでしょうか。

味はほっとするような、懐かしい味… というか、私自身、昭和30年代には生まれていないので、懐かしいかどうかは分かりませんが、かなり美味しい本格的なハヤシライスです。

こんなに美味しい洋食なら、昭和30年代の当時の生野で大流行したのも当然ですね。

生野ハヤシライスはココで買える!

様々な場所で販売されています。

お土産に大変、おすすめです。

近くに販売店がない場合、ネット通販がおすすめです。

やぶらぶウォーカー 生野ハヤシライス トマトベース 旨味(昭和30年代)レトルトで購入できます。

ぜひ、昭和30年代にタイムスリップしてください。

生野ハヤシライス「復刻」昭和30年代