若者を魅了する京丹後の魅力とは。
株式会社田園紳士
2019.02.26
丹後地域を盛り上げる爽やか3MENS
北近畿地産の会2019年2月例会は、丹後地域で地元の農産物(野菜やフルーツ)を活用した地域活性の取り組みをしているメンバーの事例発表レポートをお届けします。
ちょっと、盛沢山すぎて(;^_^A・・3分割にせざるを得なかったほど熱い3MENSたち。
株式会社田園紳士代表の森下裕之さん。デザイナーで、カフェCuloco(クロコ)オーナーの丸山桂さん。管理栄養士でもあり、丹後バル主催者の関奈央弥さん。
- 森下さん
- 丸山さん
- 関さん
3人は地元出身ではなく、丹後地域の魅力に惹かれて移住してきたいわゆる「よそもの」
外から来たからこそ、地元の方でも気が付かなかった魅力に着目。
それぞれが持つ得意分野を生かして、丹後の食をブランド化しようと試みている。
- 久美浜駅社内 Culoco
地域おこし協力隊の活動を経て、起業した森下さん。
京都府立大学で農村交流を研究テーマとして取り組んでいるうちに、京丹後に魅力と、同時に課題も感じていた森下さんは、地域おこし協力隊の制度を活用して6年前に移住。丹後の農作物を通して、都市交流と販路拡大の2本柱で約2年半活動してきた。
小規模農家が陥っている経営上の悪循環を、どうにか好循環へ転換することができないかと試行錯誤する中。。この地で、会社を立ち上げてその取り組みを続ける覚悟をしたそう。
自らが販路拡大することで、他地域との差別化を図る。
それには、「京丹後野菜のブランド化が不可欠」と、久美浜の若手農家を中心にグループを作り「株式会社田園紳士」をスタートさせた。
京丹後にはジャージー牧場がある。牡蠣殻、蟹殻を肥料として栽培している減農薬栽培以上で作られた野菜もある。
全体では何十品目もフルーツや野菜があるが、農家単位では、品目数も生産量もまちまちで、個々で販路を探すには生産以外の大変な労力がかかる。
田園紳士がまとめて販路開拓することで、販売先にも買いやすく、農家さんも助かる。
そんなしくみを構築した。
京都の錦市場の取引先にも、店頭販売に農家さんと一緒に行く事で、消費者の反応を直接感じて頂き、消費者視点での農作物づくり、作る時点でもうお客さんが見えている=儲かる農業を目指している。
「トータルで農家を支援する」田園紳士の取り組みの一例
- 都市部の百貨店での販売(イベント的ではなく、常時取引して頂ける先と連携)
- 農産物に特化した展示会に出展し、京丹後の農産物の魅力を伝える
- 楽天 Ragri(アプリユーザーが野菜を育てて、できたものが届くシステム)の活用
- 都市部の会社の福利厚生で、オーナー制を導入
- 海外輸出への取り組み農家の経営力強化セミナー開催
- 京丹後市ファイトリッチ生産部会立ち上げと機能性野菜生産体制確立の取り組み
- 食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証JGAPの指導員を取得
近年課題になっている”配送コストの高騰”については、生産者と関東を中心とする約5,000店の飲食店をつなぐプラットフォーム「SEND」を活用し、配送コストを抑えた上で、おいしい京丹後野菜を届ける取り組みや、地域内では自ら配送システムを確立した。
丸山さんと連携している事業としてはパッケージデザインでのブランディングや、京丹後フルーツトレイル。
続きはこちら フルーツトレイルとは・・・
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