レポート

なごみま専科No,79

趣味の呉服ゆうき

2016.10.25

こんにちは。
豊岡市庄境の「趣味の呉服 ゆうき」番頭です。re_IMG_2481

ゆうきでは、お客様にニュースレターを発刊しております。
今回もその「なごみま専科」2016 No.79を、 ちょっとご紹介。

3時のお茶のひとときに、ちょっと手を休めて
なごみませんか?(´∀`*)

リオ五輪


日本人選手の素晴らしい頑張りに連日感動を覚えたリオ五輪。体操、水泳、卓球、男子400 ㍍リレーなど団体戦で多くのメダルを獲得した日本。個人戦では悔しい思いをしながらも団体戦では一層の力を発揮する選手達の姿。これぞ日本という気がしました。永松茂久氏著「感動の条件」という本にこのような文節があります。「ある小学校で成績がずっと一番の子がいました。その子は家が裕福でなかったため塾に通うことはできませんでした。(中略) その子の担任は、彼女が成績が良いのは家に帰って一生懸命勉強しているからだと思っていました。ある日その子が放課後、どうしても分からないことがあると聞いてきたとき、何故そんなに一生懸命勉強するのかと聞くと、彼女はこう答えました。『あのね、私、お母さんにお勉強を教えているの。』その子のお母さんは小さい頃家が貧しく満足に学校に通うことができなかったということでした。(中略)その子が一生懸命勉強していたのは、自分が良い成績を取るためではなく、お母さんに勉強を教えるためだったのです。」

自分一人が成功するための頑張りよりも、誰かのために頑張る力はものすごく大きくなる。そしてその成功によって得ることのできる幸福感は何倍にもなる。選手達は共に闘う仲間はもちろん、家族や応援してくれる人たち、日本のために頑張ってくれたのでしょう。

三代目奮闘記!


京友禅職人さん達のすご技を目の当たりにした三代目。「こんな仕事は絶対日本人にしかできない」と感動する反面、後継者がいないことに寂しさを感じたようです。
むしろ、この若さで呉服屋の三代目として頑張っていることに職人さん達の方から激励され、とても親切に教えてもらい「頑張って本物の京友禅を売らなければ」と闘志を燃やすのでした。
そして企画した京の職人展。職人さん達のすご技を少しでも多くの方に伝えたいと考え、およそ30 本の京友禅塩瀬名古屋帯をこの会のために創っていただきました。
三代目は、せっかくの会だからとオリジナルの着物と帯を創ると張り切り、自分で構想を提案し、創って頂くことに。塩瀬名古屋帯は誕生花の中から「純粋、無垢」という花言葉が気に入り、鉄砲百合を描いていただきました。
さて、着物は控えめな感じいにと思っていたところになんと、蒔糊友禅作家の伊藤英美先生が現れた。企画の内容を知った先生が「三代目のために私が創りましょう」となり、なんと出来上がったのは訪問着。思いもよらない出費に頭を痛める私たちを尻目に「何回も着たい」とはしゃぐ三代目なのでした。

女将のつぶやき


olkami最近「三代目のブログを見た」と言って訪ねてくださるお客様が増えてきました。しかし、残念なことにそのお客様は創り手側の方々。インクジェットのプリント物を扱う呉服店が多くなり、本格的な友禅を扱う小売店も高齢化し、若い世代が本格的な着物を扱うというお店が減っているのだそうです。ゆうきでは、お客様から求められる期待に応えたいという一心で日本の職人が創る着物にこだわっています。業界の中ではそういったことが伝わるようで「良いお客様をお持ちですね」と言われることは大変光栄なことです。

久保田一竹美術館



山梨県富士河口湖。2009 年度版ミシュラン観光ガイドで3つ星に選ばれた久保田一竹美術館。室町時代一世を風靡した「辻が花染め」の小裂に20 歳の時に出会い、その研究に心血を注ぐ。戦争、終戦、シベリア抑留を経る過酷な日々にもその情熱を絶やさず、60 歳にしてようやく「一竹辻が花」を完成。複雑な染織工程を経て創り出される着物は唯一無二。フランス芸術文化勲章シェヴァリエ章を受賞するなど欧米でも最大の評価を受けながら、国内では以外にその名は知られていません。少々遠くではありますが、是非一度その作品をご覧いただきたいと思います。

「なごみま専科」2016 No.79はこちらからダウンロード頂けます。(PDF)

 
 infomation 

園山明生子氏女子力アップ講座



とき 2016年11月19日(土)、20日(日)
第1回講演 10:00~
第2回講演 14:00~

(※1公演につき5名様まで)
ところ 趣味の呉服 ゆうき
要予約 ご予約券 500円

和装文化研究家・現代礼法研究家・出雲市特別観光大使
園山明生子(そのやまあきこ)

〜凛として生きる〜

 

女性の値打ち

 


<講演内容>


「見られていること」を意識していますか?
美しいふるまいは簡単にできる。
この講座を聴くだけでワンランク上の大人のマナーが身に付きます。
気楽に・愉しく・和やかに、園山先生と素敵なひとときをお過ごしください。
watanabe

<ご来場記念品>

 出雲 横庄かまぼこ店 だんだんはんぺん

「だんだん」は出雲弁のありがとう。
まるい人の縁(円)の中にだんだん(感謝)を込めた、幸せを願うはんぺんです。ご賞味ください。 

<お問い合わせ・ご予約>

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豊岡市庄境211-1 趣味の呉服ゆうきまで

「園山明生子氏女子力アップ講座」こちらからダウンロード頂けます。(PDF)

趣味の呉服ゆうき

〒668-0873 兵庫県豊岡市庄境211-1
0796-22-5646