レポート

男の背中に子供は夢(ドリーム)をいだく

N1CE DREAM

2016.04.01

今回は、豊岡市但東町のN1CE DREAM (ナイスドリーム) 今井 慶代表のお話。
N1CEDREAMは、カーカスタム・輸入車販売等を手掛けていると思ってましたが、最近いろんなチャレンジをされていると言う噂が。。。そんな、今井氏の謎に迫ってみました。

201603_ナイスドリーム_03はい。
こちらが少し(?)強面(こわもて)な感じのNICE DREAM代表 今井 慶さんです。
早速、お聞きしました。
「あの・・・
昔は悪かったんですか?」
(ドキドキ)
(*_*)

 

「・・・ん?、どういう事ですか ?(笑)」

にこやかな笑顔で返して頂けました・・・(*´艸`*) 安心した所で、早速の質問です。

今、車以外の事で色々と取り組まれているようですが、どういった活動をされているんですか?

「そうですね。豊岡と言う枠にとらわれず、人との繋がりの中で何でもやっていこうと、仕掛けているところです。
地元で自分たちでやれることをやろう。そして、出来ない事は地域の方にも手伝って頂いて一緒に何かに取り組み、形にしようと考えています。」

今井さんは現在、自らがやりたい事「ナイスドリーム」の実現を最優先に考えている。
カーカスタム・販売も実はそのひとつの手段だったよう。そして、その先の進行形の企画について詳しく語って頂いた。

201603_ナイスドリーム_07「まず最初に企画したのが、『パソコン教室』
電源の入れ方やパスワードの入れ方も知らないお年寄りの方が対象です。
Wordの使い方を教えながらコミュニケーションを取り、まずはパソコンに興味を持ってもらうのが目的でした。」

最初はパソコンに興味が無くても、少しづつ出来る様になってくると楽しくなり向上心も芽生えてくるものです。まずはパソコンに触れるきっかけを提供したかった。
ただそれだけではなく、今井さんにはもう一つ、パソコン教室を開いた理由がありました。

「インターネットを使った番組配信を考えています。ところが、それを見てもらうには見て欲しい人たちがパソコンを使えなければ意味がないですよね。そう言う理由もあって、パソコン教室を開いたんです。」

そりゃそうですよね。。だけど、これは、企画側が見落としがちな要素。(私も気をつけよう)
きっちりニーズを把握して、かゆいところに手が届く。人の気持ちが分かる企画となりそうですね。

201603_ナイスドリーム_11「あとこれは行政からの依頼なんですけど、『婚活事業』を企画中です。
そこで考えているのが、但東のチューリップ祭りが開かれる花公園で、1つ田んぼを借りて夏に『ひまわりレストラン(仮名)』みたいな事ができないかなと。夏場は暑いので、日が暮れ始めてからバーベキューをしながらとか・・・ライトアップしてみたり・・・」

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想像してみてください。ドラマティックなシチュエーション。大自然の中での共同作業(言い方古いですか?(笑) 夜になれば星も綺麗なはず・・・

325「そうですね、但馬は本当に星が綺麗です。この事業は2回を予定しているので、『星を見る会』とかも考えています」

ますます、ドラマティック。
星が瞬く中で素敵なパートナーと巡り合えるきっかけを提供できるなんて素敵です。まさにイベントプロモーター。
そして、深イイ話は続きます。

「実は、地元の会で何かやろうという話になった時、イルミネーションを作ろうという企画が出たんです。僕ははじめ、反対でした。それは・・・なんとなくでやろうとしている様に感じたからです。
だけど、自分も会の人間の一人として、ただ反対しているだけでは駄目だと思い直して、手づくりの水車発電を作りその電力でイルミネーションを光らせよう!と提案しました。」

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面白い!継続可能なアイディアですね。でも発電機とか水車の制作って、どうしたんですか?

「そこは出来る人にやってもらうんです。教えてもらいながらね。そうやって色んな人で関われば町のみんなで作った電気で光らせているって事になるじゃないですか。そこに物語が生まれる訳です。
みんなで作った電気で光っているっているだけで気になる存在になりますからね。もう候補の水路は見つかっています。あとは、許可が下りれば実現可能な所まで来ているんです。
次の冬には完成させたいと考えています。」

今井さんの企画はただの思い付きではなく、根本にある物は一貫して同じ。
それは大人と子供の交流『世代間交流』
今井さん風に表現すると

『男の背中に子供は夢(ドリーム)をいだく』

それにはまず、かっこいい大人が演じれる場所が必要で、そこに子供をマッチングする機会を多く作っていきたい。と言うメッセージが込められています。
それこそが、今井さんがやりたい事そのもののように感じました。

 

201603_ナイスドリーム_31「今、子供たちも中学校になればダンスは必ず通る道になりました。そこでクラブでイベントを企画してこういうシーンもあるんだという事を知って欲しいと思っています。
ダンスが好きになるか嫌いになるかは本人次第なんだけど、学校で教えてもらって発表会してという事でだけでなく、もっとほかにも楽しみ方の選択肢がある事は知っておいて欲しいんです。それを提供できるのが我々だと思っています。」

見てもらえる場がたくさんあるのは嬉しいですね。子供も親も。
せっかく練習したダンスを披露できる場を提供していくというわけですね。選択肢が広がれば可能性も広がる。夢も広がる。つながりますね。

「他にも、考えている事があります。
天橋立の並木路にクラッシックカー300台を並べようと企画しているんです。
そこは国立公園なので、交渉は難航するかもしれません。
だけどそこで、大人たちがなんであんな古い車に目を輝かせて乗っているのかっていう理由を、色んな体験を設けて子供たちに感じてほしいんです。

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▲天橋立の股のぞき。逆さに見ると景色が変わる
(今井さん撮影)

オーナーも子供たちにカッコいいと言われれば嬉しいんです!そこを僕が上手くマッチングさせて理解を深める事が出来ればと考えています。
また天橋立には『旋回橋』という、船が通るときに90度回転する橋があるんです。そこに車を並べたら面白いと思いませんか?また違った見せ方が出来る訳です。橋が車のステージになる訳です。」

次から次へと出てくる常識にとらわれない企画。今井さんのつぶらな瞳が目がキラキラ。
常識的過ぎる「のざき」は、上司からよく言われました。「出来ないって誰が決めたんや」そう。私がきめました。そんな事を思い出しながら、常識にとらわれている自分にしばし反省。
今井さんから、次々とそんなアイデアが沸いてくるのは、人柄とこれまでの苦労や経験によるものの様。事情があって16歳で一人暮らしを始めた今井さんは、どちらかと言うと”やんちゃ”な時期もあったとか。でも、その頃から夢もあった。ただやはりお金も必要で・・・夢に向けて色々な仕事を経験しているうちに、いつしか雇われる側から経営する側へと思いが変化していったそう。

201603_ナイスドリーム_38「とにかく独立したくて、23歳の時にショットバーを始めました。でも、3年で飽きてしまいました(笑)
それから但馬に帰ってくることになって、その時に祖父が車屋で働ける様に準備してくれてまして・・・正直、何かでまた独立するつもりだったんですけど、そこは祖父の顔を立てて勉強させて頂くつもりで勤めました。そして2年後に独立して『N1CE DREAM』を立ち上げたんです」

16歳で一人。社会に出て、下積みからの起業を2回経験・・・きっと私には想像できないような苦労もあったはず。
それを乗り越えて来たからこその、この落ち着きと説得力、そして穏やかな笑顔なんでしょうか。

201603_ナイスドリーム_42「車は、昔は一家に一台、それが個人に一台と変化してきました。しかし今の時代は、車はシェアする動きが出てきています。
つまり、車にそんなにお金を掛けていられない時代になってきているんです。必要なときに必要な人が共有の車を使うイメージですね。
まだまだ先の事かも知れませんが、誰もが車を所有する必要のない時代が来ます。そんな中で同じやり方で車屋をやっていたら潰れてしまいます。
世の中の変化に柔軟に対応していかなければなりません。今取り組んでいることは、それに向けての準備でもあります。」

従業員がいる時、夢を語ると『何馬鹿な事を言っているんだ』と思われるのが怖かったそう。だからまずは利益を得る事を優先してしまい、そこに自分の想いとのギャップが生まれ、葛藤もあった。

「それを修正する為に『N1CE DREAM』は半年間のリセット期間を設けて、今の活動に繋げて来ました」

「インタビューって面白いですね。普段話さない事を話したりしてます。楽しいです。」

と、今井さん。インタビュアー冥利に尽きるコメント。ありがとうございます♪

201603_ナイスドリーム_46「そうそう、僕、5月からラジオ番組やりますよ。
”FMたんご”で1回/月 11月か12月までの予定です。
内容は何かで凄く頑張っている人と人、それも異業種の方同志をマッチングする場を提供し、その先で何が起きるのか見届けたいというのがメインの考えです。」

 

もうここまで来ると、驚きません。(ええ、驚きませんよ私は。)やりたい事を実現する方法は一つではないという事でしょうか。
どうして、こんなにエネルギッシュに活動できるんですか?

 

「僕が悩んでいた時に叔父に言われた言葉があって

『箱物で勝負せず、自分の体一つで勝負出来る様に考えろ』

最初は意味が分かりませんでした。でも要は、自分がやりたい事を見つける事。それに対し何をすればいいのか考えてやる事だと分かりました。その為に、どこに行っても、何でも出来る様に自分を常に鍛えるている訳です。」

車屋としての一つの枠組みにとらわれず、そこから飛び出し始めた『N1CE DREAM』
お聞きした企画一つ一つがどれも魅力的で・・・近い将来、実際に見聞き出来る事を本当に楽しみに待っています!!

それでは最後に恒例の、今井さん。但馬のおススメを教えてください!!

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「但馬牛です。
但馬を世界に売り込んでいけるチャンスが訪れているのを御存じですか?和牛が輸出解禁になってまだ2~3年、今は数が少ない為、赤身が海外でブームになっていますが、これからは霜降りの但馬牛がブームになるはずです。但馬牛の特徴『霜降り肉』は他の和牛では失われた技術で貴重なんですよ。」

但馬の王道!と、思いきや、ここでも「引き出し」の多さを発揮された今井さんでした。
ワクワクしました。ありがとうございました。

 

N1CE DREAM

〒668-0351 兵庫県豊岡市但東町畑山971
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